Archive for the ‘コラム’ Category

給与以外の収入がある場合の養育費・婚姻費用は?【第1回:概算方法と判例】

2024-02-26

離婚・男女問題の法律相談で「給与以外にも収入(家賃収入など)があるのですが、この収入も考慮して養育費・婚姻費用を支払う必要がある(支払ってもらえる)のでしょうか?」という質問をいただくことがよくあります。

そこで、今回から全3回にわたって、給与以外の収入がある場合の養育費・婚姻費用の算定方法について、判例を交えながら分かりやすく解説していきます。

第1回は、給与以外の収入がある場合にどれだけの養育費・婚姻費用を支払う必要がある(支払ってもらえる)かを、大まかに算出する方法と給与以外の収入を養育費・婚姻費用の算定に含めるとした判例をご紹介します。

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【判例紹介】ペットの財産分与申立が却下された事例

2023-12-19

前回の記事『【判例紹介】離婚後のペットの飼育費用:家賃と餌代の負担割合を定めた判例』では、ペットの財産分与について裁判所が持分割合を定めた判例をご紹介しました。他方で、ペットの財産分与の申立が却下された事例もありますので、ご紹介します。

ご自身がどの立場に近いのかが分かれば問題解決の糸口になるかもしれませんので、ペットの財産分与でお悩みの方は、ぜひ前回の記事と合わせてお読みください。

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【判例紹介】離婚後のペットの飼育費用:家賃と餌代の負担割合を定めた判例

2023-12-19

犬を飼っている夫婦が離婚をしたときに、将来の飼育費用の負担割合を定めた判例(福岡家庭裁判所久留米支部・令和2年9月24日判決)をご紹介します。

少し特殊な例になりますが、離婚問題でお悩みのペットを飼われている方は参考にできるかもしれません。

また、ペットを飼われていない方でも、この判決では、一方的な別居をして離婚原因を作った側からの離婚請求が認められた点、離婚原因を作ったことに対する慰謝料の支払いが認められた点についても参考になりますので、ぜひご一読ください。

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【ゼロから学ぶ財産分与】 ~財産の持ち出しと使い込み~

2019-08-23

コラム『【ゼロから学ぶ財産分与】 ~分与の基準~』で、
財産分与の基準時は、離婚時または別居(協力関係が失われた)時と解説しました。

では、離婚を切り出す前に一方が、財産を持ち出したり、ギャンブルなどで
財産を使い込んだりして、基準時の財産が不当に減少した場合はどうなるのでしょうか?

今回は、離婚・別居前の財産の移動や浪費された場合の財産分与について解説していきます。 続きを読む…

【ゼロから学ぶ財産分与】 ~財産分与の対象にならない特有財産~

2019-07-26

コラム『【ゼロから学ぶ財産分与】基本編 ~財産分与とは~』で、
日本は、夫婦それぞれに単独で財産の所有を認める制度(夫婦別産制)をとっていますが、
たとえ、単独で所有している財産(特有財産)であっても、協力によって得た財産
財産分与の対象になると解説しました。

今回は、いくつかの特有財産をあげて、その特有財産が財産分与の対象
なるのか、ならないのかについて解説していきます。
(住宅・不動産についてはコラム
住宅ローンと財産分与 ~特有財産での支払いがあった場合の考え方~』をご覧ください。) 続きを読む…

【ゼロから学ぶ財産分与】 ~分与基準~

2019-07-12

前回のコラム『【ゼロから学ぶ財産分与】基本編 ~財産分与とは~』で
夫婦の財産関係、財産分与の基本的な考え方を解説しました。

清算的財産分与の基本的な考え方である【2分の1ルール】ですが、
では、いつの時点の財産を2分の1で分割するのでしょうか?

今回は、財産分与の基準について解説していきます。 続きを読む…

【ゼロから学ぶ財産分与】基本編 ~財産分与とは~

2019-06-28

財産分与とは、離婚の際に、財産を分配することをいいます。

いざ、財産分与をするとなると、どの財産をどのように分配するのか
想像以上に複雑で、争いに発展することもあります。

今回から数回に分けて財産分与について解説していきます。
まずは、財産分与の基礎の基礎から学んでいきましょう。 続きを読む…

【事例】再婚と養育費の減額 ~減額の始期~

2019-06-14

前回、【養育費・婚姻費用の増減額事由】では、
主に養育費・婚姻費用の金額を取り決める際の増減額事由について解説しました。

では、取り決めてからしばらくして、減額事由が発生した場合はどうなるのでしょうか?
今回は、養育費の減額について事例と合わせて解説します。 続きを読む…

【判例】子の引渡しの間接強制を「権利の濫用」とした

2019-05-31

先日(2019年4月)、子の引渡しの強制執行(間接強制)に関する最高裁判所の判決がありました。

この裁判は、子ども3人を連れて別居した父から、母への子の引渡しを命ずる審判を
債務名義として間接強制の申立てをした事案で、最高裁判所はこの間接強制の申立ては
「権利の濫用」に当たると判断しました。

ただし、間接強制が事情もなく「権利の濫用」に当たるわけではありません。
では、どのような事情のときに「権利の濫用」に当たるのか、裁判までの経緯を
確認していきましょう。 続きを読む…

実例と合わせてみる親権者の判断基準【フレンドリーペアレントルール】

2019-05-17

親権・監護権について】のページにて『親権者の判断基準』をご紹介しています。
今回は、その中の「面会交流についての考え方」について裁判例・審判例を交えて解説します。 続きを読む…

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